狭小地に坪庭を設けることで、両面採光通風窓がある家。昼夜問わずピアノ演奏ができる防音室がある家

「小さな庭を囲むいえ」は、都内の住宅密集地のなかにある広さ１９坪の土地にたつ小さな家です。密集地だからこそ積極的に庭を確保することで、自然光が明るく風が通るなど外部環境を生活にとりいれながら過ごせるいえとしました。庭を中心に各室の配置や構成を考え、暮らしの中のいろいろな場面で庭と関わりあえるように工夫しました。例えば、１階に配置したピアノ室は、それ以外の時間は家族で使用できるように、防音性能を確保しながら庭に面して大きな窓を設けて、バーベキューができる部屋にしつらえました。また、敷地奥の北東の角に配置した庭を利用して、各部屋の南北両面に開口やバルコニーを設けることで、陽光やそよ風が心地よい住空間となりました。

TAGS