2021年 / 福島県
自然の力で夏は涼しく冬は暖かい大きな縁側がある平屋の家
「雪国の平屋」の敷地は、多雪地域である福島県会津若松市にあり、1970年代に山林を切り開いてつくられた古い住宅地です。
16m角の敷地に、暮らしに必要なスペースを全て配置しても、敷地半分の面積にもならないため、平屋の計画をしました。建て主は、冬に温かい家であることや雪に配慮した暮らしを大事な要望としてあげました。まず、冬季に太陽光を室内に届け自然の力で家を暖かくするために、建物は可能な限り北側に寄せ南の庭を大きくとりました。南庭に面した軒下は、季節毎の太陽の角度を考え出寸法を1.8mとすることで、夏の日差しを遮り冬の太陽光を直接リビングに取り込めます。この1.8mの大きい縁側はリビングダイニングに面しているため、バーベキューや庭いじりなど屋外での暮らしの場にもなります。また、建物東の玄関アプローチ面にも大きな軒下空間をつくり、駐車場から雪にかからずに玄関までたどりつけるようにしました。吹雪の対策として玄関アプローチには木の縦格子を設置し、風よけ板の取付けも可能としました。玄関には大きな土間収納を設け、冬の雪対策の道具を沢山備えておけます。また、断熱性能の上乗せやC値0.5㎠の気密を確保することで1台の一般エアコンで効率的な暖房を可能としたり、南北通風可能な居室配置として中間期には窓を開けて外の快適な環境を取り込めるなどの工夫もしました。












設計概要
- カテゴリー
- 戸建住宅
- 所在地
- 福島県
- 床面積
- 90㎡
- 構造
- 木造在来軸組工法平屋 耐震等級3
- 竣工年
- 2021年
- 環境
- 気密性能C値0.5㎠