2017年 / 千葉県柏市
家族の特徴的な暮らし方を、大きな白いボリュームで構成した家
人によって暮らし方は異なるものであり、暮らしの器である家の形もそれに合わせて自由に形作りたいと考えました。
ホワイトベースハウスでは、ここで暮らす家族の、家族同士の距離や屋外空間との関わり方を家の形体操作によって浮かび上がらせました。個々のプライバシーを確保しながら家族が集まる場所との関わりをもたせたり、日中も窓を開けられる個室としながら近隣との距離を確保したり、居室だけでなく浴室や玄関からも自然光が感じられたりと、様々な暮らしの特徴となる繋がりを空間構成により組み立てました。大きな切妻屋根をスリットで分断することでできたライトウェルは、各所に柔らかい自然光を届けながら風の通り道となります。建築のボリュームを表す壁は、多くの住宅の外壁に使用されている窯業系サイディングを採用しました。この一般的な材料のテクスチャーを使い分けることで、家の親しげな表情を表現したり、プライベートな南庭と室内のインテリアを一体化させたりと、特徴あるボリューム形体と暮らしスケールをフィットしていきました。
設計概要
- カテゴリー
- 戸建住宅
- 所在地
- 千葉県柏市
- 床面積
- 188㎡
- 構造
- 木造在来軸組工法 2階建
- 竣工年
- 2017年
- 環境
- 付加断熱 透湿設計
- 賞
- NICHIHA SIDING AWARD 2017
プラチナ賞 - –
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NICHIHA SIDING AWARD 2017
プラチナ賞受賞作品
日本の住宅の外壁の80%以上に使用されているサィデイング。この汎用性が高い材料を使って質の高い都市空間をつくることにチャレンジし、サィデイングメーカーであるNICHIHAに表彰されました。