2016年 / 千葉県館山市
畑作業と日常生活を一体化させる大きな中庭がある家
「山之辺のコートヤードハウス」は、それまでの都市部での生活から、館山の自然に囲まれた住まいに暮らしを変えるために建てた家です。約700㎡の敷地のうち西側200㎡程度は畑とし、敷地の東側に平屋を建てる計画としました。
施主は、畑作業や昆虫採集・雨水の実験など、暮らしの中で様々な屋外活動ができる家をのぞみました。そこで大きなロの字型の平面として中央に大きな中庭を配置することにより、室内と屋外のつながり方にバラエティーをもたせて要望に応えました。また、敷地は矩形ではなく元々の起伏ある地形を生かした形状であったため、家全体の形体はその敷地形状や施主の暮らし方から導き出しました。北側に跳ねだした大きな窓は、富士山を眺めるための部屋であり、外観の大きな特徴になっています。
完成後は毎年のように、畑で採れた新鮮な野菜のお裾分けをいただいてます
設計概要
- カテゴリー
- 戸建住宅
- 所在地
- 千葉県館山市
- 床面積
- 110㎡
- 構造
- 木造在来軸組工法 2階建
- 竣工年
- 2016年